
FIIOのDAC複合機・K17(2025年3月28日発売・実売約16.5万円)の各種レビュー・評価から実力を分析。本機がおすすめできるユーザー層も考察します。
FIIO Kシリーズとは
FIIO Kシリーズは、据え置き型の高性能なUSB-DAC内蔵ヘッドホンアンプを主軸とした製品ラインナップです。このシリーズは、高音質なサウンド体験を求めるオーディオファンやプロフェッショナルユーザー向けに設計されており、音質、機能性、デザインのいずれも高い評価を得ています。
Kシリーズの製品は、FIIO社が持つ技術力を結集しており、多様なオーディオニーズに応えられる汎用性の高さが特徴です。初心者から上級者まで幅広い層を対象にした製品が揃い、モデルごとに異なる特徴が用意されています。
特に新たに登場した「FIIO K17(2025年3月28日発売・実売約16.5万円)」は、これまでのFIIO製品の進化形として位置づけられ、従来モデルよりも格段に高い音質と多機能性を兼ね備えています。Kシリーズ内での中心的存在となりつつあるK17は、ヘッドホンアンプとしての役割を超えて、多用途でハイエンドなオーディオ環境を提供することを目指しています。
FIIO K17の内容、特徴
USB-DAC内蔵ヘッドホンアンプとして、FIIO K17は最新のテクノロジーを取り入れた高性能な製品です。2025年3月28日に発売され、実売価格は約16.5万円という単体コンポのミドルクラス市場に位置するモデルです。
このデバイスはオーディオファンやプロの音響エンジニアをターゲットに開発されており、その音質や機能性が特徴的となっています。FIIO K17の最大のポイントは、卓越したオーディオ性能と多機能性の両立です。高解像度なサウンド処理を可能にするUSB-DACを内蔵し、音楽ファンが求める細かい音の表現や臨場感をしっかりと体感できる設計となっています。また、ヘッドホンアンプとしての性能も非常に高く、多くのヘッドホンやイヤホンと相性が良い汎用性を備えています。
加えて、31バンドのパラメトリックイコライザー(PEQ)や専用ソフトウェアを用いた高精度な音響調整機能を搭載しており、音のカスタマイズを自由自在に行えるのもFIIO K17の大きな特徴です。そのため、プロフェッショナル用途としても利用が可能です。
また、K17は高出力設計となっており、低能率のヘッドホンから高感度イヤホンまで、多種多様な機器を適切にドライブできる優れた対応力を持っています。
外観面にも注力されており、レトロで高級感のあるデザインが印象的です。このデザインは機能性を損なわず、おしゃれさも兼ね備え、直感的な操作感を維持している点が魅力的です。また、USB-DAC内蔵ヘッドホンアンプとしてデスクトップ用にも設置可能なサイズ感ながら、その出力のパフォーマンスはフルサイスオーディオ機器とも肩を並べる実力を発揮します。これらの内容から、FIIO K17は単なるUSB-DAC内蔵ヘッドホンアンプの枠を超え、多くのオーディオファンにとって次世代の音楽体験を提供する画期的な一台であることが分かります。
FIIO K17 内容、特徴の一覧
据え置き型USB-DAC内蔵ヘッドフォンアンプ
カスタム仕様の3.93インチLCDスクリーンでタッチ操作も可能
外形寸法は約244.6×213×66.8mmで、重量は約2,750g
「レトロなエレガンスとモダンなイノベーションを融合させた」デザインも特徴
ヘッドフォンアンプ部分はフルディスクリート・アンプ回路を採用
バランスモードで最大4,000mWの大出力を実現
オペアンプとトランジスタ電流増幅設計を組み合わせ
オン・セミコンダクターの定番トランジスタ「MJE243/253」のペアを搭載
オーディオ回路の各部には、複数の低ノイズ精密オペアンプ「OPA1612」を使用
DACは、AKMのフラッグシップ・セパレートDACシステム「AK4191EQ+AK4499EX×2」を搭載
クロックには、ACCUSILICON製の超低位相雑音クロックジェネレーターを採用
AS318-L(45.1584MHz、49.1520MHz)、AS318-Pro(24.576MHz)を含む3基を搭載し、位相ノイズの影響を大幅に低減
DACからI/V変換、ローパスフィルター、ヘッドフォンアンプに至るまで、オーディオ回路全体は完全バランス設計
ニチコン製オーディオ専用コンデンサーや、ELNA製MILIC IIコンデンサー、パナソニック製フィルムコンデンサーなど、高品質なパーツも多数採用
デジタル/アナログ完全分離構造の新設計技術に基づき、新開発の “DWA ROUTING技術”を取り入れ
デジタル電源とアナログ電源は分離し、回路間の相互干渉を回避
すべてのモードで31バンドの高精度ロスレスPEQ(パラメトリックEQ)を利用可能
入力端子は、RCA、4.4mmバランス、光デジタル、同軸デジタルを各1系統装備
USB入力も備え、PCM 768kHz/32bit、 DSD 512、MQAフル・デコードに対応
外付けUSBフラッシュドライブやポータブルHDDからの再生も可能
AirPlayによるストリーミング再生や、Bluetooth受信も可能
コーデックはSBC/AAC/aptX/aptX LL/aptX HD/aptX Adaptive/LDACコーデックをサポート
ヘッドフォン出力は、4.4mmバランス、XLRバランス、3.5mmアンバランス
その他の出力端子は、RCA、XLRバランス、光デジタル、同軸デジタル
リモコン付属
カラーはブラックとシルバー
実売価格は約16.5万円
FIIO K17の各種レビューから項目ごと要約し分析(ポジティブなもの)
高出力で、デスクトップ用途にも対応可能なパワフルさ
FIIO K17はUSB-DAC内蔵ヘッドホンアンプとして、驚くべき高出力を誇ります。このスペックにより、デスクトップ用途でも問題なく対応でき、パワフルなドライブ能力が評価されています。そのため、出力に余裕が必要な高インピーダンスのヘッドホンを使用するユーザーにも最適です。
濃厚で高い解像力を伴ったサウンド傾向
レビューでは、FIIO K17の音質について「濃厚で高解像度」との評価が多く見られます。特に低音域から高音域まで丁寧に描かれたサウンドが魅力的で、音楽鑑賞を好むオーディオファンからの支持を集めています。高精細なサウンドが音楽体験の満足度を向上させるポイントになっています。
深みや奥行きの感じられるサウンド
FIIO K17は、音場の広がりや奥行き感にも優れていると評されています。立体感のあるサウンドにより、楽曲の細部を楽しむことができ、クラシックやジャズなどの多層的な楽曲に特に映えると評価されています。
K9シリーズからは大きく音質向上
FIIO K17は前シリーズであるK9シリーズと比較して大きな進歩を遂げています。特に音質面での向上は顕著で、よりクリアでダイナミックなサウンドを実現しています。この進化は、FIIOの技術開発の成果を示しており、多くのオーディオ愛好家に好意的に受け入れられています。
高感度イヤホンから低能率ヘッドホンまでうまく鳴らせる汎用性の高さ
FIIO K17は、幅広い機器との相性の良さが特徴です。高感度イヤホンでもホワイトノイズが気にならない設計となっており、一方で低能率ヘッドホンでもしっかりと駆動可能なパワーを持っています。この汎用性が、プロのエンジニアや幅広い環境で使用するオーディオ愛好家に支持される理由の一つです。
とにかくイコライザーが多機能
FIIO K17のイコライザー機能は、業界でもトップクラスの多機能性を誇ります。31バンドの調整が可能で、細かいサウンド設定が行えることから、楽曲や好みに合わせたカスタマイズが楽しめます。これにより、プロフェッショナルな用途でも活用できる利便性が実現されています。
イコライザーを使っても音質劣化が全くと言っていいほど感じられない
通常、多機能なイコライザーを使うと音質に一定の劣化が見られることがありますが、FIIO K17はその点で非常に優れています。32bit高精度の内部処理により、イコライザーを活用してもほぼ音質劣化を感じさせない性能を持っており、この点について多くのレビューで高く評価されています。
イコライザーはプロ用としても使えそう
前項に関連して、FIIO K17のイコライザー機能はプロの音響エンジニアにとっても十分魅力的です。31バンドPEQ設定が可能で、非常に細かい音作りができるため、レコーディングやマスタリングにも応用が利く一台として注目されています。
レトロな外観ながら操作性は良好
FIIO K17はレトロな外観を持っていますが、操作のしやすさがしっかりと考慮されています。ボタン配置やノブの大きさなど、手に馴染むデザインで、直感的でスムーズな操作を実現しています。この点でも、デザイン性と機能性のバランスが取れた一台といえます。
レトロな外観もおしゃれ
FIIO K17のヴィンテージ感を意識した外観は、多くのメディアやユーザーレビューで「おしゃれ」と評価されています。落ち着いたデザインがデスクトップやオーディオルームをグレードアップさせる役割も果たし、機能面だけでなく視覚的な魅力も兼ね備えています。
FIIO K17の各種レビューから項目ごとに要約し分析(ネガティブなもの)
従来のFIIO製品よりも濃厚な音質傾向なことは好みが分かれるかも
FIIO K17は従来のFIIO製品に比べて濃厚でリッチな音質が特徴的ですが、この音質傾向は好みによって評価が分かれる可能性があります。特に以前のややクールで色付けの少ない音質を支持していたユーザーからすると、特徴的な音色が過剰に感じられることもあるようです。
一部のユーザーには、音質がやや落ち着きすぎていて物足りないと感じられる
リスニング体験としては、落ち着きのある音色を評価する声も多い一方で、ダイナミックでエネルギッシュな音を期待していたユーザーには、ややテンションが控えめに感じられるという意見も散見されます。これは特にポップスやEDMのリスニングがメインのユーザーにおいて顕著な傾向なようです。
31バンドのPEQ設定は本体ディスプレイだけでは困難で、PC接続と専用ソフトウェアが必要
FIIO K17には驚異的な31バンドのパラメトリックイコライザー(PEQ)設定が搭載されていますが、この細かな調整を行うためには本体のディスプレイだけでは不十分で、PCと専用ソフトウェアの連携が必須とされています。初心者にはこのプロセスが複雑に感じられる場合があります。
イコライザー機能は多機能すぎて一般ユーザーは全ての機能を使いこなせないのでは
FIIO K17のイコライザー機能は非常に多機能で、プロフェッショナルレベルの音質調整を可能にします。しかし、その多機能性ゆえに、一般的なユーザーが全ての機能を理解し、使いこなすことは難しいと感じる場合もあります。結果として機能が埋もれてしまうことが懸念されます。
イコライザー機能が不要、嫌いなユーザーには機能がもったいない
一方で、イコライザー設定そのものを好まない、または使用しないユーザーにとっては、この機能が宝の持ち腐れと感じられる場合があります。このようなユーザーにとって、高価な製品の一部機能が無駄になることは不満の原因となる可能性があります。
価格が約16.5万円程度と高価で、初心者には手が出しにくい
FIIO K17は実売価格約16.5万円というこれまでのFIIO製品にしては高額な価格設定がされています。そのため、初心者や手軽なヘッドホンアンプを求めるユーザーには手が届きにくいモデルとなっています。この価格帯の製品は、購入層がどうしても限られてしまう傾向があります。
本体サイズがデスクトップオーディオとしては大きく、設置スペースを確保する必要がある
デスクトップオーディオとして使用できる設計ですが、本体サイズがやや大きいため、設置スペースが限られている環境では取り扱いに困ることがあります。特にコンパクトさを求める都市部のユーザーにとって懸念となる項目です。
Wi-Fiやネットワーク機能の設定が複雑で、初期設定に時間がかかる
FIIO K17にはWi-Fiやネットワーク関連の機能が搭載されていますが、その初期設定に時間がかかるという意見があります。特に複雑な設定手順が、機器に不慣れなユーザーにとって障壁となることが挙げられています。
重量があるため、移動や設置の際に取り扱いに注意が必要
FIIO K17は、頑丈な設計である反面、重量も増加しており、持ち運びや位置の変更において注意が必要です。設置時の取り扱いに不安を感じるユーザーも少なくないようです。
一部の機能が上位モデルのK19と重複しており、差別化が難しい
上位モデルのK19と一部の機能で重複が見られる点も指摘されています。このため、価格差を考慮するとK17が中途半端な位置付けと感じるレビューもあります。高価格帯の製品としての独自性が試されているといえるでしょう。
専用ソフトウェアのインターフェースが直感的でないとの指摘がある
FIIO K17の専用ソフトウェアについて、インターフェースが直感的でないという批判も挙がっています。操作性の悪さや、設定項目の多さに対する分かりにくさが特に指摘されるポイントです。この点は改善が求められる部分といえます。
FIIO K17の実力を各種評価からまとめる
FIIO K17の実力(音質面)
USB-DAC内蔵ヘッドホンアンプであるFIIO K17は、特に音質面において高い評価を受けています。その特徴として挙げられるのが、濃厚さと高い解像度を兼ね備えたサウンドです。特に音楽のニュアンスや細部までをしっかり楽しめる仕様となっており、深みや奥行きの感じられる豊かな音場がユーザーから好評です。
また、K9シリーズからの明確な音質向上も評価されており、高感度のイヤホンから低能率のヘッドホンまで幅広い機器に対応可能な汎用性が支持されています。濃厚な音質傾向はリスナーにとって高い没入感を提供するため、特に音楽鑑賞を重視するユーザーには非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。
FIIO K17の実力(機能・使い勝手面)
機能や使い勝手の面でも、FIIO K17はこれまでの製品を凌駕する性能を持っています。特筆すべきは、多機能で高品位なイコライザー機能です。31バンドPEQの設定が可能であり、プロフェッショナルの音響調整にも対応できるレベルの柔軟性を提供しています。また、イコライザー使用時にも音質劣化がほぼ感じられない点は、多くのユーザーから驚かれています。
レトロな外観デザインに対する評価も高く、ヴィンテージ感を持ちながらも操作性に優れ、使いやすさがしっかりと確保されています。特にデスクトップ用途には適した高出力設計となっており、デザイン性と機能性を両立させた点が支持される理由のひとつとなっています。
FIIO K17の実力(コストパフォーマンスや比較面)
FIIO K17の販売価格は約16.5万円と決して手頃ではありませんが、その充実した性能を考慮するとコストパフォーマンスの面でも納得できる製品です。特に、従来モデルのFIIO K9シリーズからの大幅な音質向上や多機能性を鑑みると、長期的な投資価値があるといえます。
一方で、同価格帯や上位モデルのK19との比較において、機能の重複や差別化の難しさが課題として挙げられるレポートも存在します。それでも、USB-DAC内蔵ヘッドホンアンプとして高いパフォーマンスを実現しており、高音質や高性能を追求するユーザーには十分満足できる製品といえそうです。
FIIO K17ならではの価値や長所は?
何と言っても多機能で高品位なイコライザー機能
FIIO K17の最大の魅力の一つは、極めて多機能かつ高品位なイコライザー機能です。特に注目されるのが、31バンドのパラメトリックイコライザー(PEQ)設定。この機能により、オーディオファイルの求める理想的な音響特性に緻密にカスタマイズすることが可能です。レビューからも、この一流のイコライザー機能がプロフェッショナルユーザーにも対応できると評価されています。イコライザー操作時でも音質の劣化がほとんど感じられないため、本格的な音質設計が可能となっており、音楽制作やスタジオ用途においても実力を発揮します。
また、多機能ながら操作性も考慮されている点が魅力の一つと言えます。専用ソフトウェアを用いることで、細かい設定がストレスなく行えます。イコライザーが電源ごとに異なる設定を保存できる点も便利で、使うシチュエーションに応じた柔軟なカスタマイズが可能です。
そのほかの長所
FIIO K17には、多機能なイコライザー機能以外にもいくつかの優れた特徴があります。例えば、濃厚かつ高解像なサウンド。USB-DAC内蔵ヘッドホンアンプとしての性能により、音楽の細部まで鮮やかに再現する能力を備えています。この濃密なサウンド傾向は、音楽の奥行きや立体感を際立たせるのに貢献しています。
また、出力のパワフルさも評価されています。高感度イヤホンから低能率ヘッドホンまで幅広く対応しており、機器の種類に関係なく最高のパフォーマンスを発揮します。デスクトップ用途として許容できるサイズ感でありながら、据え置き型アンプと比較しても劣らないパワフルさを実感できる点が、多くのレビューで支持されています。
さらに、レトロなデザインながら操作性が高い点も魅力的です。このユニークなデザインはユーザーにおしゃれで趣のある印象を与えつつ、快適な操作感も実現しています。視覚的にも聴覚的にも満足のできる製品として、多くのオーディオファンに支持されています。
FIIO K17の弱点や改善要望点は?
「USB-DAC内蔵ヘッドホンアンプ・FIIO K17(2025年3月28日発売・実売約16.5万円)の各種レビュー・評価から実力を分析」する中で、一部のユーザーから指摘される弱点や改善点も浮かび上がっています。まず、音質面においては、FIIO K17の濃厚な音質傾向が特徴ですが、従来モデルと比較してその濃さを好まないユーザーもいるようです。一部では、音が落ち着きすぎていてダイナミズムに欠けると感じる声も聞かれます。
さらに、機能性においては、31バンドPEQの詳細設定が難しく、専用のPCソフトウェアを必要とする点が課題とされています。特にハードウェア上での操作が複雑であるため、一般ユーザーには難易度が高いと指摘されています。また、多機能なイコライザー機能が搭載されているものの、全ての機能を使いこなすことができないユーザーが多い可能性も懸念されています。イコライザー自体が不要だと感じるユーザーからすると、この機能が過剰に感じられることがあるかもしれません。
価格設定も課題の一つです。実売価格が約16.5万円と高額で、USB-DAC内蔵ヘッドホンアンプの入門者にとっては手が届きにくい価格帯である点は否めません。また、本体サイズや重量もデスクトップでの使用を前提とした際に、設置スペースの確保や取り扱いに配慮が必要です。
他に、Wi-Fiやネットワークの設定が煩雑で、初期設定に時間がかかるとのレビューも見られます。この機能の利便性を最大限に活かすには、ある程度の技術知識が必要とされることがハードルとなっているようです。さらに、専用ソフトウェアのインターフェースが直感的ではなく、使い勝手に改善の余地があると指摘されています。
個人的にはここまで多機能なイコライザーがあるなら、測定マイクで自動的に調整してくれる機能もあればよかったと思います。最近のプロ向けのアクティブスピーカーの一部では搭載されているので、本機でもできたとは思います。次回作に期待です。
FIIO K17がおすすめのユーザーは?
USB-DAC内蔵ヘッドホンアンプとして高い評価を受けているFIIO K17(2025年3月28日発売・実売約16.5万円)は、幅広いオーディオ愛好家におすすめできる製品です。まず、31バンドのPEQ設定をはじめとする高機能なイコライザーを活用したい方には、特に最適です。細やかな音質調整が可能で、プロの音響エンジニアや音質に強いこだわりを持つリスナーにとって、その柔軟性は大きな魅力となるでしょう。
また、FIIO K17は高出力設計であることから、低能率のヘッドホンを使用する方にも推奨されます。広い音域を余裕を持って駆動する能力を備えているため、ヘッドホンの本来のパフォーマンスを最大限に引き出したいユーザーにとっては優れた選択肢となります。さらに、深みと奥行きのあるサウンドを楽しみたいリスナーや、濃厚で高解像度なサウンドが好みの方には、この製品のサウンド特性が非常に適しています。プリアウトを活用して、本機のサウンドでアクティブスピーカーやパワーアンプを駆動することもできます。
外観にも魅力があり、レトロでおしゃれなデザインがデスクトップオーディオ環境をスタイリッシュに演出してくれます。そのため、機能性だけでなくデザイン面にもこだわりたい方にもぴったりです。シンプルでありながら直感的な操作性も優れているため、これまでにFIIOの他の製品を使用したことがないユーザーでも扱いやすい仕様といえます。
総じて、音質や機能、デザインすべてを重視し、自分好みのサウンドを追求したい方にFIIO K17はおすすめです。特に、USB-DACとヘッドホンアンプの高度な性能を引き出せる経験豊富なリスナーにとって、この製品の実力は大いに満足を与えるものとなるでしょう。
FIIO K17があまりおすすめではないユーザーは?
USB-DAC内蔵ヘッドホンアンプ・FIIO K17(2025年3月28日発売・実売約16.5万円)は、ハイエンドオーディオ機器として多機能かつ高音質を追求していますが、全ての人に適しているわけではありません。一部のユーザーにとっては、FIIO K17が持つ特徴や価格帯がデメリットと感じられる場合があります。
例えば、オーディオ設定にあまり慣れていない初心者や、イコライザーの細かな調整を必要としないシンプルな使用を好む方には、K17はその多機能性が逆に過剰で扱いにくいと感じるかもしれません。31バンドのPEQ設定のような高機能な部分は、専用ソフトウェアを用いることで本領を発揮しますが、これが初心者にとっては複雑に映る可能性があります。
また、コンパクトさを重視するユーザーもK17には向いていない傾向にあります。本体サイズがデスクトップオーディオとしては大きく、設置スペースに余裕のない場合には不便が生じる可能性があります。さらに重量があるため、持ち運びや頻繁な移動を意図しているユーザーにとっては使いづらい部分があるでしょう。
加えて、価格帯の高さも一因です。FIIO K17は約16.5万円と高価であり、コストパフォーマンスを重視する方や、これからオーディオ機器を試してみたいと思っている入門者にとっては購入のハードルが高いと言えます。機能や音質などが優れている分、ライトユーザーには持て余してしまう場面も考えられます。
そのほかにも、イコライザー機能を不要または嫌いとするユーザーには、これらの機能が活用されない余剰なオプションと感じられる可能性があります。このように、USB-DAC内蔵ヘッドホンアンプ・FIIO K17の実力から多くの魅力を発揮する一方で、ユーザーの用途や好みに合わない場合も存在するため、購入の際には慎重な検討が必要です。
まとめ
USB-DAC内蔵ヘッドホンアンプ「FIIO K17」は、2025年3月28日に発売され、実売価格約16.5万円というハイエンドモデルとして注目を集めています。高出力でプロ用途にも対応可能なパワフルな性能や、濃厚で高解像度のサウンド傾向、そして多機能かつ高品位なイコライザー機能といった特徴が多くのユーザーに評価されています。さらに、高感度イヤホンから低能率ヘッドホンまで幅広く対応できる汎用性があり、音質面でも従来モデルを超える改善が見られるなど、多方面でその実力を発揮しています。
一方で、濃厚な音質傾向が好みによって評価が分かれたり、価格が16.5万円近くと高額である点など、注意すべきポイントも少なくありません。また、31バンドのPEQ設定がPC接続を前提とするなど、一部機能が初心者には扱いにくい面も指摘されています。設置スペースや重量面での制約、ネットワーク設定の複雑さなど、利用環境による制約も考慮すべきです。
FIIO K17は、音質や機能性を重視する中上級者のオーディオ愛好家や、ヘッドホンやイヤホンの性能を最大限に引き出したいと考える方にとって非常に魅力的なデバイスです。一方で、シンプルさや手頃な価格を求める初心者や、高機能イコライザーを必要としないユーザーにとっては、さらに適切な選択肢を検討すると良いかもしれません。
総じて、FIIO K17はその価格帯に見合う優秀な性能を備えた製品であり、多機能かつ音質重視のデスクトップオーディオ環境を追求する方には非常に有力な選択肢といえるでしょう。


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