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JBL TOUR PRO 3とTOUR PRO 2の違いを比較|音質傾向・接続仕様・機能差を解説

完全ワイヤレスイヤホン

JBLの完全ワイヤレスイヤホン「TOUR PRO」シリーズは、高音質・高機能路線の代表的モデルとして人気があります。その中でも、最新モデルの JBL TOUR PRO 3 と、前世代の TOUR PRO 2 は、見た目やコンセプトが近く、どこがどれだけ進化しているのか分かりにくいと感じる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、JBL TOUR PRO 3とTOUR PRO 2について、音質傾向・接続性能・機能面・使い勝手の違いを中心に、判断材料となるポイントを整理します。どちらが優れているかを断定するのではなく、それぞれの特徴と差分を客観的に把握することを目的とした比較記事です。

なお、具体的な選び方や「どちらを買うべきか」という最終的な判断軸については、こちらの比較記事(good-one-choice.com)にて詳しく解説。併せて参考にしてください!

 


JBL TOUR PRO 3とTOUR PRO 2の主な違い一覧

まずは両モデルのスペック上の差異と、今回の比較において鍵となるポイントを整理します。

スペック・仕様の違い早見表

項目 JBL TOUR PRO 3 JBL TOUR PRO 2
ドライバー構成 10mmダイナミック型 + バランスドアーマチュア型 (2ウェイ) 10mmダイナミック型 (シングル)
Bluetoothバージョン 5.3 (LE Audio対応) 5.3 (LE Audio対応予定/順次)
対応コーデック SBC, AAC, LDAC, (LC3) SBC, AAC, (LC3)
ノイズキャンセリング 真の適応型ノイズキャンセリング 2.0 ハイブリッドノイズキャンセリング
スマートケース 第2世代 (トランスミッター機能搭載) 第1世代
空間オーディオ JBL独自の空間サウンド(ヘッドトラッキング付) JBL独自の空間サウンド
価格(実勢) 約33,000円 約20,000円

今回の比較で注目すべきポイント

前作TOUR PRO 2は「スマートケース」という新ジャンルを確立した名機ですが、TOUR PRO 3ではその「体験の解像度」が全方位にわたって引き上げられています。特に注目すべきは以下の3点です。

  1. 「音の骨格」の変化:シングルドライバーから2ウェイ・ドライバー構成への変更。

  2. 「ケースの役割」の拡張:単なる操作端末から、音の送信機(トランスミッター)への進化。

  3. 「接続の質」の向上:ハイレゾ対応(LDAC)によるデータ伝送量の拡大。

     


音質の違い

音質面での変化は、単なるブラッシュアップを超えた「設計思想の更新」が見て取れます。

ドライバー構成・音作りの方向性

TOUR PRO 2は10mmのシングルダイナミックドライバーを搭載し、JBLらしい元気でパワフルなサウンドが特徴でした。対してTOUR PRO 3は、10mmダイナミック型に加えて、高域を担うバランスドアーマチュア(BA)型を組み合わせた「2ウェイ・デュアルドライバー」を採用しています。

この構成の変化により、TOUR PRO 3では「全帯域における余裕」が生まれています。TOUR PRO 2が「一枚の膜で全音域を鳴らし切る力強さ」を持つのに対し、TOUR PRO 3は「役割分担による緻密さ」を重視した方向性にシフトしていると感じられるでしょう。

低音の量感と締まりの違い

低音の表現において、TOUR PRO 2は非常に豊かで「面」で押し寄せるような迫力があります。一方、TOUR PRO 3は低音の「輪郭」がより鮮明です。量感自体はTOUR PRO 3も十分に備えていますが、ボワつかずにスッと収束する「締まりの良さ」が際立ちます。重低音の深さを体感したい場合は2、ベースラインの動きを正確に追いたい場合は3という、質感の好みが分かれるポイントです。

中高域のクリアさ・ボーカル表現

BA型ドライバーが追加されたことで、中高域の解像度はTOUR PRO 3で明確に向上しています。TOUR PRO 2ではやや楽器の音に埋もれがちだった繊細なボーカルの息遣いや、シンバルの余韻といった成分が、TOUR PRO 3では独立した立ち位置で耳に届きます。「音がほぐれる感覚」が強まり、多層的な楽曲でも混濁感が抑えられています。

音場・定位感の傾向

音の広がり(音場)については、TOUR PRO 3の方が奥行きを感じさせます。TOUR PRO 2が左右への広がりを強調するステージ最前列のような聴かせ方だとすれば、TOUR PRO 3はリスナーを取り囲む空間の「高さ」や「前後」の距離感を正確に描こうとする傾向があります。定位感(どの音がどこから鳴っているか)の精度も、上位モデルらしい厳密さを備えています。


ノイズキャンセリング・外音取り込みの違い

「静寂の質」についても、プロセッサとマイク配置の進化による差が現れています。

ノイズキャンセリング性能の進化点

TOUR PRO 3では、リアルタイムで周囲の騒音をモニタリングして補正する「真の適応型ノイズキャンセリング 2.0」へとアップデートされました。TOUR PRO 2も強力な遮音性を誇りましたが、3ではより「突発的な音(人の話し声や高域のノイズ)」に対する抑制力が強化されています。

環境適応機能・調整幅の違い

TOUR PRO 3は、耳の形状や装着状態を秒間何度もスキャンする精度が向上しています。これにより、少し耳から浮いた状態や、メガネのツルによる隙間がある場合でも、ノイズキャンセリングの強度が自動で最適化される「適応の柔軟性」が増しています。ユーザーが意識せずとも、常にベストな静寂が得られる仕組みがより洗練されました。

外音取り込み時の自然さ

外音取り込み(アンビエントアウェア)機能において、TOUR PRO 2ではわずかに感じられた「マイクで拾った音感」が、TOUR PRO 3ではさらに低減されています。自分の声がこもりにくくなる設定や、周囲の音を自然な距離感で聞き取れる能力が向上しており、イヤホンをつけたまま会話をする際の違和感が少なくなっています。


接続性能・対応コーデックの違い

デジタルガジェットとしての「繋がりやすさ」と「伝送の質」の変化も無視できません。

Bluetoothバージョン・安定性

両モデルともBluetooth 5.3をベースとしていますが、TOUR PRO 3は設計段階から次世代規格を見据えた最適化がなされています。混雑した場所での音途切れ耐性については、TOUR PRO 3の方がアンテナ設計の改善により、一歩抜きん出た安定感を見せます。

対応コーデックの違い

大きな違いはLDACへの対応です。

  • TOUR PRO 2: SBC, AAC (一部LE Audio対応)

  • TOUR PRO 3: SBC, AAC, LDAC, (LE Audio)

LDACに対応したことで、Android端末やハイレゾ対応プレイヤーを使用する際、TOUR PRO 3はより多くの情報量をワイヤレスで伝送可能になりました。「音の密度」を損なわずに出力できる器が広がっています。

マルチポイント・遅延対策の有無

両機とも2台同時接続(マルチポイント)に対応しており、PCとスマホの使い分けに便利です。遅延については、TOUR PRO 3が後述するスマートケースを介した「USB-C接続のトランスミッター機能」を備えている点が決定的な差となります。これにより、Bluetooth非対応の機器や、遅延を極限まで抑えたいゲーム環境での利便性が飛躍的に高まっています。


操作性・使い勝手の違い

JBL TOUR PROシリーズの最大の特徴である「スマートケース」の体験がどう変わったかを見ていきます。

タッチ操作・カスタマイズ性

イヤホン本体のタッチ操作については、両モデルとも高いレスポンスを維持しています。アプリ「JBL Headphones」を通じた割り当て変更も自由度が高く、使い勝手に大きな乖離はありません。しかし、TOUR PRO 3の方がセンサーの精度が微調整されており、意図しない誤操作が起きにくい調整がなされていると感じられます。

ケース操作(スマートケース)の違い

ディスプレイ付きスマートケースは、TOUR PRO 3で「第2世代」となりました。

  • 画面サイズ: TOUR PRO 3の方が約29%大型化。

  • 機能: TOUR PRO 3のケースは、PCや航空機の座席モニターと有線接続することで、「ワイヤレス送信機(トランスミッター)」として機能します。

この「ケースを送信機にする」という発想は、単なるリモコン機能を超えた、TOUR PRO 3独自の強力な武器です。

アプリ連携・設定自由度

専用アプリとの連携は共通して非常に多機能ですが、TOUR PRO 3では「Personi-Fi 3.0」による個人の聴力特性に合わせたパーソナライズがさらに進化しています。自身の聴こえ方を測定し、最適なEQカーブを自動生成する際の「補正の解像度」が高くなっており、より自分専用の音に追い込みやすくなっています。


装着感・デザインの違い

長時間使用する上で重要な「肌に触れる部分」の差を確認します。

本体サイズ・重量の差

TOUR PRO 3は、2ウェイ・ドライバーという複雑な構造を採用しながらも、筐体サイズはTOUR PRO 2と比較してわずかにコンパクト化、あるいは人間工学に基づいたシェイプの改善が行われています。重量バランスも見直されており、耳への収まりの良さが追求されています。

装着安定性と長時間使用の印象

イヤーチップの選択肢についても、TOUR PRO 3ではより多くのサイズや素材(フォームタイプ等)が同梱される傾向にあり、「密閉性と快適性の両立」が図りやすくなっています。TOUR PRO 2でも十分な装着感は得られますが、3は耳の軟骨への当たりがソフトになり、長時間のビデオ会議や音楽鑑賞でも疲れにくい設計が強調されています。

デザイン・質感の変化

デザイン面では、TOUR PRO 3はより「プレミアム感」を意識したフィニッシュになっています。マットな質感とメタリックなアクセントの使い方が洗練され、ビジネスシーンでも馴染みやすい落ち着いた高級感を纏っています。


バッテリー性能・充電周りの違い

本体・ケース込みの再生時間

  • TOUR PRO 2: 最大約40時間(10h+30h)

  • TOUR PRO 3: 最大約44時間(11h+33h)※ANC OFF時

バッテリー持続時間は微増しています。どちらも日常使いで不満を感じることは少ないレベルですが、TOUR PRO 3は多機能化しつつも省電力性能を維持している点がポイントです。

急速充電・ワイヤレス充電対応

両モデルともQi規格のワイヤレス充電と、USB-Cによる急速充電に対応しています。短時間の充電で数時間の使用が可能という利便性は共通しており、急な外出時でも安心できる仕様です。

実使用での持続時間の考え方

ノイズキャンセリングや空間オーディオ、LDACをフル活用した場合、バッテリー消費は早まります。TOUR PRO 3はLDAC使用時でも実用的な時間を確保していますが、機能をフルに使うのであれば、TOUR PRO 2よりもこまめな充電が必要になる場面があるかもしれません。「高機能と引き換えの電力消費」という側面は理解しておくべきポイントです。


価格帯とコスト感の違い

発売時価格と現在の実勢価格

  • JBL TOUR PRO 3: 現在約33,000円

  • JBL TOUR PRO 2: 現在約20,000円

この約1.3万円の価格差が、比較検討における最大の焦点となります。

価格差から見える立ち位置の違い

TOUR PRO 2は発売から時間が経過したことで、「ハイエンドモデルの性能をミドルクラスの価格で享受できる」という非常に高いコストパフォーマンスを誇る存在になっています。一方でTOUR PRO 3は、最新の音響技術とトランスミッター機能という付加価値を備えた、正真正銘の「フラッグシップ」としての価格設定です。

この価格差を「新機能への投資」と捉えるか、「必要十分な機能への満足」と捉えるかが、情報を整理する上での重要な分岐点となります。


JBL TOUR PRO 3とTOUR PRO 2はどんな人に情報整理が必要か

TOUR PROシリーズが向いているユーザー層

このシリーズは、単に「音が良い」だけでなく、「イヤホンで何ができるか」という多機能性を重視するユーザーに向けられています。

  • ガジェットとしての所有欲を満たしたい

  • スマホを取り出さずに設定を変更したい

  • 仕事(会議)とプライベート(音楽・動画)をハイレベルに両立させたい

比較検討時に重視すべきポイント整理

どちらにするか迷った際、以下の観点で自身の用途を振り返ってみてください。

比較まとめ(違いと共通点の整理)

最後に、JBL TOUR PRO 3とTOUR PRO 2の主要な違いと、変わらない良さを整理します。

違いの要点まとめ

  • ドライバー: 3は2ウェイ構成、2はシングル構成。

  • 音質: 3は高解像度で緻密。2はパワフルでエネルギッシュ。

  • ケース: 3はトランスミッター機能搭載。画面も大きく高精細。

  • 接続: 3はLDAC対応。ハイレゾ伝送が可能。

  • 価格: 3は約3.3万円、2は約2万円と大きな開きがある。

共通する特徴

  • スマートケース: どちらもケースで設定変更が可能な独自体験を提供。

  • 装着感: JBLの人間工学に基づいた、安定したフィット感。

  • アプリ: 業界トップクラスの多機能なカスタマイズアプリに対応。

  • マルチポイント: 2台同時接続によるスムーズな切り替え。

本記事で整理したこれらの「差分」と「共通点」を材料に、ご自身のライフスタイルにどちらがフィットするかをぜひ検討してみてください。

具体的な使用シーンに基づいた「おすすめの選び方」や、価格差をどう判断すべきかについては、以下の記事でさらに深掘りしています。

JBL TOUR PRO 3とTOUR PRO 2、今選ぶならどっち?判断軸を徹底比較(good-one-choice.com)

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